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晴れのヒト


梅雨のはじまりの今日



ふと気づくとブログも間をあけがちなのですが、

思うがままのタイミングで書いていきたいなぁと思います




「プランナー人生で一番印象に残った結婚式は?」

と聞かれることが多々あります

もちろん どんな結婚式も印象的なのですが



そんな時に思い出す

ざんざん降りの雨の結婚式




会場見学当初から

「ガーデンで式をして、ガーデンでバルーン をいっぱいに飛ばしたい!」

とお話しされていたお二人。



前日からどうしようもなく大雨。

毎時間天気予報を見ても100%雨。


それでも

お二人で準備を進めた結婚式を当日思いっきり楽しんでいたお二人で

最後の花嫁のお手紙の中で、新婦様がこうお話ししていました



「天国のおばあちゃんにも結婚を報告したくて、ガーデンでの挙式、

思いを届けたくてバルーン リリースを予定していたけど、前日から今日までの大雨で

叶いませんでした。

それでもおばあちゃんにはしっかり報告ができて、

天国からおめでとうと言ってくれたように思います。」



その時、私は初めて何故晴れに拘っていたのか

その演出を取り入れたのかというお二人の真意を知ったのです


私はプランナー駆け出し頃で

目の前のお式をとにかく漏れの無いようサポートするということしか見えておらず

お二人の真意を全く知ろうとしていませんでした


そんな自分が猛烈に恥ずかしく

そしてお二人に本当に申し訳なく思い

知ることができていれば、当日もっと私にできることがあったはずと

悔しい気持ちになったことを鮮明に覚えています



お二人が選択するものには

どんな思いが込められているのか

一番近くてサポートをするプランナーが

一番の理解者でなくてはいけないと

この出来事がきっかけで気づかされました



その翌日、お荷物を引き取りにいらした新郎新婦様から

お礼のお手紙をいただきました


お手紙の中の一文に


「前日からの大雨ですっかり落ち込んでいた私に、新郎が何を言ってもダメだったのに

福田さんと会った瞬間にぱっと元気になったね。福田さんは人の心を晴れにする晴れ女だね」



私には勿体ない素敵な言葉をくださいました

いまでも私を支えてくれることばです。



奇抜なことではないですが

これからも、そんなささやかであたたかくなるような出来事を

たいせつにしていきたいです






​wedding and works

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