先日とても久しぶりにキリスト教式の担当をさせていただき
やっぱりキリスト教式も素敵だな、と再確認したのでご紹介を。
まず、挙式には大きく分けて4つ
● 神前式
日本固有のしきたりにそって神殿や神社で行われる
=日本の神様への誓い
● 仏前式
仏教に則った挙式であり、先祖代々のお墓があるお寺の本堂で行われる
=ご先祖さまへの誓い
● キリスト式
カトリック・プロテスタントといった教派のもと執り行われる
=聖書を重んじ、神様と周囲に誓いを立てる
● 人前式
宗教・信仰やしきたりは関係なく、オリジナルで執り行われる
=参列者への誓い
私がウェディング業界でお仕事をするようになった12年前は
キリスト教式が圧倒的に多く、私自身も 挙式=キリスト教式 というイメージでした。
(神前式はそれよりもっと前の時代に人気が高く、今もなお一定数の人気がありつつ、
仏前式はお寺の住職さんなど関係者等、所縁ある方が選ばれる印象。)
年々、宗教への疑念、オリジナリティや人と違ったことがしたいという傾向から
今では人前式を選ぶご夫婦がほとんど。現代の思考にもとても合っているのだなと思います。
とはいえ、毎年数組、キリスト教式を選ばれるご夫婦がいらっしゃり
携わるたびに、やっぱりキリスト教式も素敵だなぁ思います。
魅力① 牧師さんからのメッセージに深みがあり、結婚とは。を改めて感じさせてくれる
キリスト教式はほとんど進行が決められており
その中に、牧師さんからの式辞もしくは説教(メッセージ)があります。
(この内容はある程度聖書に基づき構成されていますが、牧師さんによって変わってきます。)
メッセージは主に、これから結婚の誓いをたてる2人やその家族、そして友人に対して
「夫婦とは」「家族とは」そして、これからの人生で大切にしてほしいことを説いてくれます。
最近の結婚式では、結婚式であっても照れ臭いことやかしこまったことは言いたくないと思われるご夫婦が多いですが、結婚式だからこそ、そんな大切な説いを噛み締めて欲しいのです。
親御様やご家族に「ご苦労様でした」と伝えてくれる。
直接面と向かっていえない「愛の誓い」
そんな牧師さんからのメッセージは、かけがえのない教えになるはずです。
魅力② キリスト教式は神様だけに誓うものではない
キリスト教式というと、イエスキリスト(神様)に誓いをたてる式というイメージが強いですが、
日本で一般的に行われる教派のプロテスタントのお式はそうではなく
聖書を重んじ、個人の信仰を重視しており、
「結婚とは2人の愛情によって成り立つもの」
「神や周囲に祝福されるもの」 と意識されています。
神様がメイン!というよりも、重視されることは意外と2人に寄り添った内容なのです。
そのため厳粛さもありながら、ある程度オリジナルな進行を入れることもできます。
魅力③ 披露宴との境界線をつくりやすい
挙式では、自分たちの誠意がしっかり伝わる内容や空気感にしたい。とご希望であれば
キリスト教式は断然お勧めです。
人前式の和やかな雰囲気も魅力ですが、締めるところは締める!という差がつけやすく
ゲストの皆様にも挙式の意味合いが伝わりやすいと感じます。
外国人牧師さんもすごく素敵な先生が多いですが、
あまり馴染みのない日本人牧師さんも私はとてもお勧めしています。
どうしてもカタコトの日本語が苦手という方もいらっしゃるので、
そんな選択肢もあったりします◎
なんとなく、人前式かなぁ〜と考えている方
キリスト教式も是非検討してみてくださいね*
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